今年の3月、今の会社に入社してから一番お世話になっていた先輩が会社を去った。 そう、自らの意思に反して。 このことが、かなり精神的に応えていることは前にも書いたと思うが、その先輩から何も連絡がないのも気にかかっていた。 何となく自分から連絡もしづらいところがあったのだが、どうしているか気になるし、久しぶりに会いたいな……と思い、メールを送ってみた。 そして今日、半年以上ぶりに会うことになったわけだ。
彼女のリクエストで場所は吉祥寺に決定。 まずはランチ……と思ったが、ご案内しようと思っていた洋食屋さんには待ち行列が。 じゃあ、先に少し散歩して、ほかによさそうな店があったら入ろうということになった。 少し駅の方に戻って、ハモニカ横丁 (新しくなった看板は 「ハーモニカ横丁」 になっているが、どうも馴染めない) を歩いていると、駅前通りに面した横丁の入口に最近できたらしい洋服屋があり、その裏手のドアが大きく開いていた。 そのドアに貼られた 「10/20 Open! 紅茶の店」 と書かれた紙が目に止まり、おや、また新しい紅茶のお店が……と思ったらば!
"Tea Clipper"
と書いてあるじゃないか!
「あの」 Tea Clipper なのか?
吉祥寺で、この名前。 偶然なんてはずがない。 気になって仕方ないので、先輩に断って中を覗いてみることに。 ドアの中の階段を上がった先は、いきなり店内。 そしてカウンターの中で迎えてくれたのは見覚えのある女性の笑顔。
あぁ、やっぱり 「あの」 Tea Clipper だ。
誰かを吉祥寺に案内する時には必ず連れて行った、地下にある隠れ家的な紅茶専門店 (初めて大阪・堂島のムジカに入った時、Tea Clipper に似てると思い、いっぺんに好きになった。 まだムジカが堂島地下街にあり、薄暗い隠れ家的な雰囲気だった頃のことだ。 ま、後から考えれば、Tea Clipper がムジカに似ていたわけだが)。 満席の時には断られてしまう (待たせてもらえない) が、おかげで、中にいれば気がねすることなく、ゆったりティータイムを楽しむことができたお店。 ポットサービスの紅茶も、シンプルなケーキもおいしいのに、手頃なお値段なのが嬉しかった。 大テーブルの真ん中に飾られている生花を見るのも楽しみだったし、とにかく、その空間が大好きだった。 が、ある時、母と年末の買い物に行った折に訪ねたら、既に閉店して数ヵ月が経っていたのだ。 しばらく足を運ばなかったことを、どんなに悔やんだことか……。
今のように紅茶専門店がたくさんなかった頃のこと。 Tea Clipper は、私が入った最初の紅茶専門店だった。 今では京都の卯晴、大阪のムジカ……と、お気に入りの紅茶店も増えたけど、やっぱり原点はここ。
その Tea Clipper が7年ぶりに帰ってきた! 穴蔵のような地下から、光が差す2階へ。 雰囲気は大きく変わったけど、こんなに嬉しいことはない。 ということで、ランチを後に回して、お茶することになった (階段を上がるといきなり店内なので引き返せなかった……というのもある/笑)。 ケーキの種類はだいぶ減っていて、私が大好きだったバナナケーキも姿を消していたのは残念だった (もちろんリクエストしてきた)。 もともと食事メニューはないが、アフタヌーンティー・スタイルの 「きゅうりサンド」 が健在だったので、先輩と半分こすることに。 紅茶はニルギリをミルクティーで。 あぁ、おいしい~。 嬉しい~。 これからは、吉祥寺でお茶する場所を考えなくてもよくなった。 ここなら一人でふらっと入っても極上の時間が過ごせる。
久しぶりに先輩の元気な顔を見られた喜びに、この思わぬ再会が花を添えてくれて、とてもいい1日を過ごすことができた。
彼女のリクエストで場所は吉祥寺に決定。 まずはランチ……と思ったが、ご案内しようと思っていた洋食屋さんには待ち行列が。 じゃあ、先に少し散歩して、ほかによさそうな店があったら入ろうということになった。 少し駅の方に戻って、ハモニカ横丁 (新しくなった看板は 「ハーモニカ横丁」 になっているが、どうも馴染めない) を歩いていると、駅前通りに面した横丁の入口に最近できたらしい洋服屋があり、その裏手のドアが大きく開いていた。 そのドアに貼られた 「10/20 Open! 紅茶の店」 と書かれた紙が目に止まり、おや、また新しい紅茶のお店が……と思ったらば!
"Tea Clipper"
と書いてあるじゃないか!
「あの」 Tea Clipper なのか?
吉祥寺で、この名前。 偶然なんてはずがない。 気になって仕方ないので、先輩に断って中を覗いてみることに。 ドアの中の階段を上がった先は、いきなり店内。 そしてカウンターの中で迎えてくれたのは見覚えのある女性の笑顔。
あぁ、やっぱり 「あの」 Tea Clipper だ。
誰かを吉祥寺に案内する時には必ず連れて行った、地下にある隠れ家的な紅茶専門店 (初めて大阪・堂島のムジカに入った時、Tea Clipper に似てると思い、いっぺんに好きになった。 まだムジカが堂島地下街にあり、薄暗い隠れ家的な雰囲気だった頃のことだ。 ま、後から考えれば、Tea Clipper がムジカに似ていたわけだが)。 満席の時には断られてしまう (待たせてもらえない) が、おかげで、中にいれば気がねすることなく、ゆったりティータイムを楽しむことができたお店。 ポットサービスの紅茶も、シンプルなケーキもおいしいのに、手頃なお値段なのが嬉しかった。 大テーブルの真ん中に飾られている生花を見るのも楽しみだったし、とにかく、その空間が大好きだった。 が、ある時、母と年末の買い物に行った折に訪ねたら、既に閉店して数ヵ月が経っていたのだ。 しばらく足を運ばなかったことを、どんなに悔やんだことか……。
今のように紅茶専門店がたくさんなかった頃のこと。 Tea Clipper は、私が入った最初の紅茶専門店だった。 今では京都の卯晴、大阪のムジカ……と、お気に入りの紅茶店も増えたけど、やっぱり原点はここ。
その Tea Clipper が7年ぶりに帰ってきた! 穴蔵のような地下から、光が差す2階へ。 雰囲気は大きく変わったけど、こんなに嬉しいことはない。 ということで、ランチを後に回して、お茶することになった (階段を上がるといきなり店内なので引き返せなかった……というのもある/笑)。 ケーキの種類はだいぶ減っていて、私が大好きだったバナナケーキも姿を消していたのは残念だった (もちろんリクエストしてきた)。 もともと食事メニューはないが、アフタヌーンティー・スタイルの 「きゅうりサンド」 が健在だったので、先輩と半分こすることに。 紅茶はニルギリをミルクティーで。 あぁ、おいしい~。 嬉しい~。 これからは、吉祥寺でお茶する場所を考えなくてもよくなった。 ここなら一人でふらっと入っても極上の時間が過ごせる。
久しぶりに先輩の元気な顔を見られた喜びに、この思わぬ再会が花を添えてくれて、とてもいい1日を過ごすことができた。
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