4 回目の授業……ってことは、もう 3 分の 1 なのかぁ。 早いもんだ。

本日の授業内容:

- 見る目を養う

うーん、そんなんじゃなかったはずなんだが、結果的にそれがメインだったなぁ。 今日は帯を結べると思って楽しみにしてたのにぃー。
染色家の先生の話を聞くというようなことだったんだが、今日はいらっしゃらないとのこと。 が、行った時から気になっていたのは一番手前の教室。 反物がずらりと並んで呉服屋状態……。 何ごとかね、と他人事のように構えていた。 そう、この時は。

教室がひとつ呉服屋になっているため、同じ教室に上級者、中級者、そして初級者が入り乱れ、何だか先生もソワソワと落ち着かない様子。 ところどころ質問しながら、とりあえず 1 人で長着を着るところまで。いくつか注意点を聞いて、もう一度、長着を着る。2 回目は上前と下前の裾線が微妙に合わず。 あと、次回は衿の合わせをもう少し深く、とのアドバイス。

で、「早く見たいでしょう」 的なことを言われ、いや、別に……、時間あるなら帯に進んでほしいんですが……と思いつつも、長襦絆姿で呉服屋ルームへ。 実際に反物を合わせて顔うつりを確認し、どんな色が似合うか知りましょう、ということらしい。 と言われても、勝手に反物を手に取っていいものか、広げていいものか戸惑う。 そんな中、色はピンクが好きと言った私の言葉に先生が手に取って合わせてくれたのは、灰色がかったピンクの反物。 柄は何なのかよくわからないけど、点在しているので、全体の印象は無地に近い。 ……いい色だなぁ。 地味かと思ったけど、そんなことは全くなくて、実は非常に好みの抑えめピンク。 カットソーなら色買いしているところ。 染色工房から出張してきている京都アクセントのお姉さんが、生地を広げて着物を着ているかのように巻いてくれながら、柄はシルエットの桜なんですよーと説明してくれて、一堂びっくり。 おぉ、確かによーく見ると大柄の桜が。 花火?と思っていたのは、花の中心部分だった。

な、なんてステキ……。

いかにもじゃない桜は、嫌味がなくて、とてもセンスがよい。
その着物に、黒地に八重桜が描かれた帯を合わせたら、もう……! ステキすぎちゃって着て行く場所がないよ(笑)。
この後、こんな帯やあんな帯も合いますよーとか言いながら、ちょっとぼかした桜の染帯、2 羽の鳥(カワセミ?)が描かれた帯などを合わせてもらう。
あまりに着物が素敵で、妙に色が似合っちゃってることから、ほかの反物を合わせることもなく、これじゃ 「どんな色が似合うか」 の確認になってないじゃん。 でも、ホントに素敵よねー。
と、そこで、工房のお姉さんが 「ちなみに」 と軽やかに計算機を叩いてみせてくれた。 ふむふむ。 着物 + 帯のお仕立て代&小物代込みで……。

はい、さよなら!

やっぱりねー。 着物の値段だけ考えたら安いんだと思うけど、買うなら帯も合わせとかないと。 が、そうなると今の私には無理……すれば何とかなるけど、買っちゃったらほかの着物が買えなくなって、完全な一張羅になってしまう。 それじゃ目的が違うのだ。 でも、いいわよね……と見惚れる私に、気が付けば 2 人の先生と工房のお姉さんが、「決めちゃいなさいよ」 ビームを送っているじゃないか(^^;)

しまったぁ、カモに見えたのか、俺……! えらいこっちゃー。 というわけで、お断り作戦を展開するも、「木~土曜日には染色家の先生がいらっしゃるから、どう? また違うコーディネートしてくれるかもしれないし。 その場で可愛い鳥を描いてくれたりしますよ」 などと言われ、そこは全く興味がないわけではなかったので、じゃあ来ようかな……と返事してしまった (^^;) その気になっている先生、この反物を取っておきますから、とか言ってくれる。 あぁ、よくないな。 結局、決断を先送りしただけの状態。

……でも、この時はどこかに 「なかなか出会わないものかもしれない。ちょっとムリしても買っておく……?」 と、無謀な迷いが残っていたのだ。

さーて、どんな決断を下すのだろう (って他人事みたいに/笑)。
土曜日まで、あと 3 日。

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