名作

2007年11月13日
何年も前から、その評判は知っていた。
何年も前から、一度は観なければ…と思ってきた。

なぜ、なかなか腰が上がらなかったのか不思議だが、手に入れた後も飛びつくわけでもなく、何となく中途半端な状態になっていた。

こんな月並みな言葉で表現したくないが、ほかに言葉が見つからない。 本当に素晴らしい作品だった。
史実ではこうだ、原作ではこうだった…などと比べる必要はない。
この 「燃えよ剣」 は、ひとつの世界として完成されていると思う。それでいて、原作の世界を非常にうまく、きちんと生かしていて、すごすぎる。

このタイミングで観たことも本当によかった。用心棒シリーズと 「天を斬る」 の一連の流れを知った上で観たことで、数倍、この作品を楽しめたと思う。結束作品の6人衆を知らなければ、河合耆三郎の扱いには疑問を持っただろうし、箱館に行ってまで伝蔵が出てくることを不自然に感じたかもしれないし、裏通り先生…って何者、それ? と頭を抱えたかもしれない。それぞれに個性の生かされた配役だってことも、それまでの結束作品を知った上で観ているからこそ、わかる。
もちろん、そういうバックグラウンドを知らなくても楽しめる作品であることは言うまでもない。それぞれのキャラクターが、ものすごくしっかりと描かれていて、引き込まれずにいられない。

う〜ん。

書きたいことがいっぱいあるはずなんだが、いろいろなことが頭の中をめぐっていて、さっぱりまとまらない。 どうも、うまくない。 とりあえず、この名作をこの日に最後まで観た…という記録まで。

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