いまから出直し
2006年2月27日ドラム・クリニックというものがあることは知っていたが、実際に参加するのは初めて。Eric Singer は好きなドラマーの一人だし、教則ビデオでの説明がわかりやすかったこともあって、ためになるに違いない…というわけで、行ってみることにした。整理番号順に並んで入場、あまり深く考えず、順番に詰めて席に着いた…が、この席、前から2列目という好位置ではあったのだが、クリニックが始まってみれば、タムに隠れてスネアが全く見えなかったのだ! あ〜、もうバカ! 何しに来たんだよ〜。ま、かろうじて右手首の動きは見えたのが救い。
内容はKISSメドレーを使ったデモ演奏、ソロ演奏、機材紹介、Q&Aなど。機材トラブルもあったりしたけど、目の前で (セットはステージの前方に設置されているので、ホントに近い!) 叩く姿が拝めただけでも、行ってよかった…と思った。ただものではないスティックさばき、大好きな 「シンバルを下から叩き、返す手で逆のシンバルを上から叩く」 アクションを間近で見られたし、何よりも久々に見た派手なプレイ。やっぱり、彼はこうでなくっちゃ。そして、間近で見ると迫力の上腕。サバス叩き始めてから、だいぶ筋肉ついたかな〜♪…なんて喜んでる私の腕なんて、もう…。細腕よ、細腕。し、しかし、いいドラマーになりたいとは言え、あそこまで筋肉ついたら困るしなぁ…などとも思ったりして(一応、心配してみる/笑)。
ていねいに質問に答える中で、基礎の練習法なども説明してくれて、非常にためになった。 Rudiments - そこにくるのね、やはり…。忍耐強く取り組んでいかねばならないか。あー、でも、あの手首のスナップを見て、その重要性を再認識しました。それに、うまい人が叩いている時の手の動きとかを見るのって、すごく大事なんだってことを思い出しました。その動きを思い出しながらのイメトレも必要。…っていうか、なんか自分が全くの初心者のような気分だった。基礎をすっ飛ばして、ごまかしでつないでる独学ドラマーなんて、年々、キャリアを語るのが恥ずかしくなるだけね。今後の練習方法、考え直さなきゃいけないことがいっぱい。手首を鍛えなきゃ…だわ。
デモ演奏は、最後の "The Jungle" が一番かっこよかった。自分も最近よく使う (っていうか、サバスでよく出てくる) ダブルストロークのパターンも入ってたし、いろんなことをやっていた。あの曲って、いろんな要素を組み込むことができるので、クリニックでのデモ演奏に向いているんだな、と思った (原曲でもそうだったかどうかは、よく憶えてない…)。あと、質問への回答の中で、デトロイトのパターンを 「Peter 風」 と 「KISSに入った頃の自分風」 で叩き分けて比較してくれたのも面白かった。 スネアのゴーストノートなんて入れたことないです、はい…。苦手だし、あの曲。
彼が言った言葉の中で一番印象に残った…というか、納得したのは:
Try to play as hard as you can in the most relaxed way.
本人も "It’s a contradiction, but that’s the way it’s played." と言っていたけど、そうなのよ。力がいるように見えて、実は力を抜いて演奏しなきゃいけない楽器なのよね、ドラムって。
あと、ホントに基本的な部分では:
Practice using drum machines or metronome is good to develop your "internal clock".
If you don’t have a drum machine or a metronome, you can use radio. Play to songs coming from the radio - rap music is good for drummers, because they use drum machines throughout the whole song...
こんな言葉も耳が痛かった…。そういう鍛錬があるからこそ、足で刻むハットのリズムを正確にキープできるのね…。 足と言えば、彼はダブルベース・プレイヤーだけど、シングルのキックも圧巻。すごかった〜。
ちなみに、ハードウェアはすべて Pearl で、いつも使っているのと同じというダブルベースのセットは、MMXシリーズ、色は "Silver Sparkle"、ツータム、ツーフロアに "Eliminator" ペダル。金物は Zildjian で、ライド、クラッシュ x 4 (かな?) + チャイナ (下手側の一番奥)、それにカウベル (フロアの上にセット)。このセットは、前回のKISS来日公演時にも使った実物セットだとか(KISSの時はシングルベース)。スネアは自身のシグネチャー・モデルで、ヘッドは通常、ATTACK の Terry Bozzio シグネチャーを使っているが、今回は Remo の Emperor-X を張っていたそうだ (丈夫で、あまり張り替えなくていいから経済的だよ、などと言う。でも、それって重要なことよね…)。 もう1台、参加者用にセットされていたのは、やはり Pearl の Reference シリーズで、色は "Purple Craze" (いい色だった)。色のネーミングが Purple Haze に似てるとか、昔アメリカで流行った車の色にあった "Plum Crazy" ってのに名前も色も似てるとか言いつつ、実は自分もこれが欲しい…と担当者におねだり(?)してみたり。協賛してもらってるのだから、しっかり機材を紹介しないと…という気持ちが強かったみたいで、かなり細かく説明していた。
そんなこんなで、終わってみれば約2時間のクリニック。椅子がよくなかったので疲れたけど、大満足の内容でホントに行ってよかった。かなり時間をオーバーしていたようだけど、サイン会をやるというので、せっかくだから…とスネア・ ヘッドを購入し、並んでサインしてもらった。この間、ヘッド張り替えるために同じ Ambassador を買ったばかりなんだよなー (しかも300円くらい高く)。未使用のヘッドにサインしてもらうのって、なんかもったいない…とか言ったら、バチが当たるかな (そのヘッドを見た夫は、「これは使うのが一番の供養なんじゃない?」 と言う。なんだよ、供養って/笑)。 失敗だったのは、うちのバンド名を書いてもらわなかったこと。"Sabbath" って言葉を出さないなんて、何をやっているんだ…と、これまた夫に言われて反省。そーよ、本家に在籍してたことがあるんだから、話題としても最高だったのに。で、でもな〜、"The Eternal Idol" って、実は聴いてないしっ(汗)。 いいのか、そんなことで。あと、BADLANDS も聴きなおしてみよう (行く前にやっとけってば)。
- 追記 -
ベードラ、ハットとも、ペダルには滑り止めのテープをがっちりと貼っているそうだ。これは目で確認できなくて残念。そういえば、最初のデモ演奏の途中で、右足のズボンの裾を思いっきりたくし上げていた。あ、一緒だ…と、ちょっと嬉しくなった(笑)。 ひっかかるのよね〜、あれ。ビーターシャフトは長めにしているとのことだったし。
そして、わが家には "The Eternal Idol" は無かった…。
内容はKISSメドレーを使ったデモ演奏、ソロ演奏、機材紹介、Q&Aなど。機材トラブルもあったりしたけど、目の前で (セットはステージの前方に設置されているので、ホントに近い!) 叩く姿が拝めただけでも、行ってよかった…と思った。ただものではないスティックさばき、大好きな 「シンバルを下から叩き、返す手で逆のシンバルを上から叩く」 アクションを間近で見られたし、何よりも久々に見た派手なプレイ。やっぱり、彼はこうでなくっちゃ。そして、間近で見ると迫力の上腕。サバス叩き始めてから、だいぶ筋肉ついたかな〜♪…なんて喜んでる私の腕なんて、もう…。細腕よ、細腕。し、しかし、いいドラマーになりたいとは言え、あそこまで筋肉ついたら困るしなぁ…などとも思ったりして(一応、心配してみる/笑)。
ていねいに質問に答える中で、基礎の練習法なども説明してくれて、非常にためになった。 Rudiments - そこにくるのね、やはり…。忍耐強く取り組んでいかねばならないか。あー、でも、あの手首のスナップを見て、その重要性を再認識しました。それに、うまい人が叩いている時の手の動きとかを見るのって、すごく大事なんだってことを思い出しました。その動きを思い出しながらのイメトレも必要。…っていうか、なんか自分が全くの初心者のような気分だった。基礎をすっ飛ばして、ごまかしでつないでる独学ドラマーなんて、年々、キャリアを語るのが恥ずかしくなるだけね。今後の練習方法、考え直さなきゃいけないことがいっぱい。手首を鍛えなきゃ…だわ。
デモ演奏は、最後の "The Jungle" が一番かっこよかった。自分も最近よく使う (っていうか、サバスでよく出てくる) ダブルストロークのパターンも入ってたし、いろんなことをやっていた。あの曲って、いろんな要素を組み込むことができるので、クリニックでのデモ演奏に向いているんだな、と思った (原曲でもそうだったかどうかは、よく憶えてない…)。あと、質問への回答の中で、デトロイトのパターンを 「Peter 風」 と 「KISSに入った頃の自分風」 で叩き分けて比較してくれたのも面白かった。 スネアのゴーストノートなんて入れたことないです、はい…。苦手だし、あの曲。
彼が言った言葉の中で一番印象に残った…というか、納得したのは:
Try to play as hard as you can in the most relaxed way.
本人も "It’s a contradiction, but that’s the way it’s played." と言っていたけど、そうなのよ。力がいるように見えて、実は力を抜いて演奏しなきゃいけない楽器なのよね、ドラムって。
あと、ホントに基本的な部分では:
Practice using drum machines or metronome is good to develop your "internal clock".
If you don’t have a drum machine or a metronome, you can use radio. Play to songs coming from the radio - rap music is good for drummers, because they use drum machines throughout the whole song...
こんな言葉も耳が痛かった…。そういう鍛錬があるからこそ、足で刻むハットのリズムを正確にキープできるのね…。 足と言えば、彼はダブルベース・プレイヤーだけど、シングルのキックも圧巻。すごかった〜。
ちなみに、ハードウェアはすべて Pearl で、いつも使っているのと同じというダブルベースのセットは、MMXシリーズ、色は "Silver Sparkle"、ツータム、ツーフロアに "Eliminator" ペダル。金物は Zildjian で、ライド、クラッシュ x 4 (かな?) + チャイナ (下手側の一番奥)、それにカウベル (フロアの上にセット)。このセットは、前回のKISS来日公演時にも使った実物セットだとか(KISSの時はシングルベース)。スネアは自身のシグネチャー・モデルで、ヘッドは通常、ATTACK の Terry Bozzio シグネチャーを使っているが、今回は Remo の Emperor-X を張っていたそうだ (丈夫で、あまり張り替えなくていいから経済的だよ、などと言う。でも、それって重要なことよね…)。 もう1台、参加者用にセットされていたのは、やはり Pearl の Reference シリーズで、色は "Purple Craze" (いい色だった)。色のネーミングが Purple Haze に似てるとか、昔アメリカで流行った車の色にあった "Plum Crazy" ってのに名前も色も似てるとか言いつつ、実は自分もこれが欲しい…と担当者におねだり(?)してみたり。協賛してもらってるのだから、しっかり機材を紹介しないと…という気持ちが強かったみたいで、かなり細かく説明していた。
そんなこんなで、終わってみれば約2時間のクリニック。椅子がよくなかったので疲れたけど、大満足の内容でホントに行ってよかった。かなり時間をオーバーしていたようだけど、サイン会をやるというので、せっかくだから…とスネア・ ヘッドを購入し、並んでサインしてもらった。この間、ヘッド張り替えるために同じ Ambassador を買ったばかりなんだよなー (しかも300円くらい高く)。未使用のヘッドにサインしてもらうのって、なんかもったいない…とか言ったら、バチが当たるかな (そのヘッドを見た夫は、「これは使うのが一番の供養なんじゃない?」 と言う。なんだよ、供養って/笑)。 失敗だったのは、うちのバンド名を書いてもらわなかったこと。"Sabbath" って言葉を出さないなんて、何をやっているんだ…と、これまた夫に言われて反省。そーよ、本家に在籍してたことがあるんだから、話題としても最高だったのに。で、でもな〜、"The Eternal Idol" って、実は聴いてないしっ(汗)。 いいのか、そんなことで。あと、BADLANDS も聴きなおしてみよう (行く前にやっとけってば)。
- 追記 -
ベードラ、ハットとも、ペダルには滑り止めのテープをがっちりと貼っているそうだ。これは目で確認できなくて残念。そういえば、最初のデモ演奏の途中で、右足のズボンの裾を思いっきりたくし上げていた。あ、一緒だ…と、ちょっと嬉しくなった(笑)。 ひっかかるのよね〜、あれ。ビーターシャフトは長めにしているとのことだったし。
そして、わが家には "The Eternal Idol" は無かった…。
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