愛用の "Basic English Usage" の著者、Michael Swan 氏が講演するというので、Oxford University Press 主催のセミナー、"Grammar and Dictionaries" に行った。ロンドン大学およびウィーン大学名誉教授の Henry Widdowson 氏の講演とあわせて、ためになる話を聞くことができた。Widdowson 氏は教授ということもあってか講義という感じだったけど、面白い話だった。お目当ての Swan 氏は、ちょうど著書である "Practical English Usage" の Third Edition が発売されたばかりとのことで、この本の執筆を思い立った背景、英語を勉強する外国人からの 「素朴だがネイティブだと答えに困る」 類の質問の話など、面白い実例を挙げながら話した。受講者は、ほとんどが教師と思われるが、氏が挙げる例に笑いながらも頷いている人が多かった。私も、社内の人から英語の質問を受けることが多いが、素朴な質問ほど、明確に答えられないということが多い (いや、それは…、そういうもんなんだよ。みたいな)。 そんな時に、氏の Basic English Usage のお世話になる。で、その本のもとになったと思われる "Practical English Usage" も、いずれ買おうと思っていたのだが、「後ろの販売コーナーで著書をお求めになった方には、Swan 氏がサインをしてくれます」 という、OUP の悪魔の一言にのせられ、購入してしまった…。長蛇の列にならび、良い話が聞けて嬉しかった…などと、ありふれた感想の言葉を述べつつ、本を差し出してサインしてもらい、握手をしてもらった。 …が、自分の名前以外のメッセージが読めない。判読不能。Swan 氏が私の本にサインしている時、横に立っていた OUP の若いにーちゃんは、"That’s getting better." などと言っていたが、あれはイギリス人同士のジョークだったのか。 私の前に並んでいた数十人の人たちの本には、一体どんな文字が並んでいるのか…。
家でのんびりしていたくて、行くのやめちゃおうかなぁ…なんて考えも頭をよぎったが、やっぱり行ってよかった。有意義な一日だった。まぁ、出版社主催のセミナーだし、本の宣伝的な要素は確かに強かったけど、単純な質問に答えられないのはあなたたちだけじゃない、英語教師だからって完璧でいなければならないと気負うことはない。 Nobody’s perfect なんだから。 氏の実体験として伝えられたメッセージは力強かった。
この日のプロモーション・フィルムで、英語学習者のための辞典として有名な開拓社の英英辞典 (A.S.ホーンビー著)が、Oxford Advanced Learner’s Dictionary のもとになっていることを知った。そんな歴史を持つ開拓社の英英辞典は、実はうちにもある。本棚の奥から発掘して見直してみよう。
家でのんびりしていたくて、行くのやめちゃおうかなぁ…なんて考えも頭をよぎったが、やっぱり行ってよかった。有意義な一日だった。まぁ、出版社主催のセミナーだし、本の宣伝的な要素は確かに強かったけど、単純な質問に答えられないのはあなたたちだけじゃない、英語教師だからって完璧でいなければならないと気負うことはない。 Nobody’s perfect なんだから。 氏の実体験として伝えられたメッセージは力強かった。
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