ステキな現実逃避

2004年10月10日
台風も去って一安心。お弁当持って明治座へGo!
今回の演目は「大石内蔵助」だ。忠臣蔵にすごく思い入れがあるわけではないけど、里見の大石は楽しみだった。初めてまともに観た忠臣蔵が里見主演の年末時代劇なので、イメージが固まっちゃってるんだよね。
今回の舞台、よかった。非常によかった。3回も泣いてしまった…。里見の大石は哀しく、でも美しくて、大石の苦悩、苦しい胸の内が伝わってくる。浮橋太夫が身を引く時の女っぷりもよかったし、旅立つ夫と息子を静かに見送るリクの姿にも涙した。酒井和歌子の声、あまり通らなくて、何を言ってるのかわからない場面もあったりして、ちょっとびっくりだったけど…。内蔵助が、元服した主税に切腹の作法を教えるシーンも素晴らしかった。
討ち入りシーンはなく、降りしきる雪の中、いざ討ち入りと並んだ四十七士を背に、大石が陣太鼓を叩くシーンで完。このエンディングもよかったなぁ。

オンステージは、踊りからスタート。里見の美しすぎる光源氏に、元宝塚のトップスター、高嶺ふぶきの藤壺。いやぁ、きれいだった〜。体の動き、手の動きに色気があるんだなぁ。惚れ惚れしてしまいました。
歌は少なめだったけど、オリジナル曲の中で長七郎江戸日記の主題歌「微笑みかけて」を歌ってくれたので満足(歌詞、間違えてたけど!)。もっとTV主題歌も歌えばいいのになぁ。年齢を考えると、よくあれだけ声が出るもんだと感心…。
スネアの音の抜けがよくなくて、ロールがバシャバシャした音だったのが残念だったな。

お芝居が観られて、踊りが見られて、歌が聴けて。ホント、サービス精神旺盛というか、いつも大満足で劇場を後にすることができる。里見さん、ありがとう。ファンやってて幸せです。

あ、そうそう。パンフレットが豪華になってました。ハードカバーでカラーページも増えて、お値段は今までと変わらず 1,000円。すごーく得した気分です。忠臣蔵や内蔵助に関する情報のページもきちんとしてたしね。

お芝居がとてもよかったので、千秋楽も行くことにしちゃった。
お金ないからB席で、3F2列目(つまり、劇場の一番後ろ)の席だけどね。それでも、もう一度、あの舞台を観られるかと思うと楽しみ!

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明治座の帰り、明日オープンするという日本橋三越新館の特別前日内覧会に行く。まぁ、予想はしてたけど、人の多いこと…。Fortnum & Mason のティールームが新しくなって入るというので、それを楽しみにして行ったんだけど、期待を大きく裏切られました。地下2階の F & M の販売コーナーに併設されている小さな喫茶スペースって感じ。以前に本館にあったような落ち着いた空間にはほど遠く、メニューもすごく絞られていて、紅茶のバリエーションが少ない(っていうか、ほとんどない)。ホイップクリームの厚い層がのっていたアイス・ミルクティーもない。ティータイムには重いけど、でも食べたくなっちゃうクロック・ムッシュもない。要するに、F & M の茶葉を使った紅茶が飲めるスペースでしかない。それなら、家で飲みます…と言いたくなってしまう。同じ紅茶でも、時間を忘れさせてくれるような空間であれば、わざわざ足を運ぶ気にもなるけどさ…。

あぁ、またひとつ、おいしい紅茶を飲める場所が減ったなぁ。

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