笑った、笑った。

2004年8月14日
やっと観たよ、大友柳太朗の「丹下左膳」。いやぁ、面白かった。暗さも影もなくて、とにかく明るくて豪快。橋蔵先生が演じる柳生源三郎のキャラもすごくいい。 この源三郎と左膳の絡みが話の軸にもなっているのだが、二人のやり取りがいい。こけ猿の壷を盗った者と盗られた者だけど、立ち合ってみたら、お互いの腕を認め合ってしまい、仲良く(?)なってしまう…という流れだが、この立ち合いのシーンは良かった。さっきまで真剣にやり合っていたのに、最後には二人して豪快に笑い合ってしまうのが何とも気持ちいい。橋蔵先生の笑顔はやっぱり最高でした。話の顛末も笑いオチで、こっちの方が楽しくて好きだなぁ。原作はどうなのかしら…などと考えてしまったりもするけど(← 実は知らなかったりするのだ…)、「いいのか、おいっ」という部分も笑って許せてしまうあたり、世界が完成されていて純粋に楽しめる。唯一、難点を言えば、歌はなくても良かったんじゃないかなぁ…。ひばり出演だから理解はできるんだけど、完全なミュージカルではないだけに、中途半端なテイストに思える。左膳の抜打ちの早さ、源三郎の立ち回りの美しさ(橋蔵先生は足の動きがきれいなのよねぇ…。踊りのおかげでしょうね)など、チャンバラも素晴らしく、楽しませていただきました。次作となる「怒涛編」も早く観たい…って、実は途中まで観たんだけど、二人とも映画を見慣れないせいか、途中で疲れてリタイヤ…(笑) 映画観るのって、気合いがいるのだよ…。

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